『10』の数字は完成したイメージで
「10点満点」、
目指した最高の状態、
満足感の有る状況、
最も良い感じが有りますね~
いよいよ二桁の数に突入にましたね
タロットカードは「運命の輪」です
空中に浮かんでいる不思議な輪が印象的で
スフィンクスや不思議な生きモノ
翼をもった人や鳥(鳥の翼は普通ですが…)
そして牛や獅子にも翼が有りますね
雲の上で本を読んでいる様です
あ、蛇も居ますね
今までとは全く異なるイメージの世界観
不思議なカードに見えますね~
隠者では人間の精神世界の到達地点、
深淵なる心理の探求でした
深淵なる心理の探求は
運命という宇宙の追求へと………
次の段階を迎えたのです
二桁の数になって次の周期に
入ったという意味を示しているのです
「運命の輪」のカードは、
ひとつの周期物事の終わりと始まり
時の流れや変化
好転・暗転・流点など、
あらゆる変化の象徴です
空中に浮かんでいる『輪』は曼陀羅です
曼陀羅とは広大な無意識の入り口を
表しています
輪の向こう側には神秘の宇宙
が
在るのです
「運命の輪」には『10』が振り当てられて
います
宙に浮かんだ図形の円が表すのは
「完全なる調和」「完全性」のシンボル
なのです。
あらゆる数の源と創造の原点の『1』、
二元論の象徴『2』、
安定と調和の『3』、
物質界の象徴『4』、
これらの数を全て足すと
1+2+3+4=10
まさしく、『10』とは「宇宙」、
そして「神」を象徴している数なのです
輪の中には時計回りに『ROTA』と
書かれていますが「輪」という意味です
反時計回りでは「TORA」と書かれてますが
女教皇が持っていた巻物の事ですね
(*2・女教皇・DUE参照して下さい)
そして、4文字の間にはヘブライ語で
「神」の名の文字が置かれています
(*ヨッド、へー、ヴァウ、へーと有り、
TORAにおいて母音無しで書かれている為、
発音する事が出来ません。なので神の名は
謎のままなのです。)
ここに神の意志のみが左右する…
何物にも抗え難い宇宙のサイクルが有ると
いう事なのです
宇宙のサイクルも象徴する
「運命の輪」を背にして
上に向かっている生き物は
死者の魂のガイドのアビウスです
その行く手を制するかの様に
輪の頂点にスフィンクスが
剣を手にしてます
そして反対側に下降している蛇は
人間の未発達な部分の象徴であり、
時間の流れや進化の象徴なのです
四隅の翼を持った獅子、牡牛、鷲、人間は
占星学の獅子座、牡牛座、蠍座、水瓶座を
表してます
この四星座は全て不動宮に属して、
それぞれが
火・直感、地・知覚、風・思考、水・感情
四大の象徴です
あらゆる事象は万物を構成する四要素の
全てが相まって起こり、その相互関係が
崩れた時に悪しき変化が訪れるのです
対応天体は木星で、幸運と発展を司ります
対応星座は射手座です
哲学的でグローバルな感覚、大胆な行動、
思考などが特長の星座です
タロットカードの解釈では、
あらゆるチャンスの到来です
好転する変化する
結果が出る
成功する達成する
可能性が有る時
幸運な出来事が有る
ただし…
運命の輪はクルクルと
回り続けるので一時的な事となります
リバースでの意味はそのまま逆になります
不運な出来事や好ましくない出来事
悪い変化
急変…
暗転停滞
失敗する
流される…
悪い結末…などになります
「運命の輪」には今までのように
人物が描かれてません。
振り当てられた『10』という数は、
単数変換する場合
1+0=1という様に、1に還元されます
素数の『1』とは次元の違う新たな単一性、
唯一性、始まり、起源…
タロットカードの
22枚の真ん中の1枚とは
まさに
サイクルの終わりと始まりに相応しい、
人間の意志には関係なく起こりうる
現象のカードと言えますね
数秘術では『10』は使いません。
カバラでは『10』は宇宙の数字、
そして神の数字だからだったのです
次の「11・正義・UNDICI」は
もう1枚の真ん中の1枚です
さぁ…どんな解釈が有るのでしょう
ちゃんと真ん中の意味が有るのですよ
タロットカードには輪廻転生の
ストーリーが有るのです
『11』では、数秘術が出て来ます
数に囲まれている世界に生きている
わたしたち…
数にどんな意味が有るのか
数の視点から世界を覗いて視ると
不思議なほど沢山の発見が有って
色々と面白いですよ~
さぁ…
運命は動き出します~
2018,2,5